コンクールにおける「選曲」の重要性
➖その子の実力を最大限に引き出すための戦略➖
こんにちは♪下呂市ピアノ教室/きたはら音楽教室主宰の北原です。
コンクールに出た事がない方は意外に思われるかもしれませんが
コンクールにおいて、
選曲は結果を左右する
最も重要な要素の一つです。
どれだけ努力しても、曲が合っていなければ魅力は十分に伝わりません。
逆に、選曲が的確であれば、その子の良さは何倍にも広がります。
私が選曲で大切にしているポイントは3つあります。
① 実力に見合った難易度
背伸びをしすぎず、今の実力で
最も輝ける曲かどうか。
「好きな感じ」「弾ける」ではなく
「魅せられる」かを基準にします。
② 表現の幅が出せるか
音色の変化、フレーズの歌い方、
間の取り方などなど
その子の個性が自然ににじみ出る構成かどうかを見極めます。
③ 審査員に届く構成か
舞台で聴いたとき、印象に残るか。
ストーリーが明確に伝わるか。
コンクールは相対評価だからこそ、ここは非常に重要です。
毎年、「弾きたい曲」よりも
「その子が勝負できる曲」を
何日もかけて考え抜いて決めています。
もしかすると、これは長年コンクールと向き合い続けてきた経験がなせる判断なのかもしれません。
選曲の大切さは、長くレッスンを受けてくださっている生徒さんや保護者の方には、きっと感じていただけていることと思います。
一方で、これから初めてコンクールに
挑戦する生徒さんやご家庭にとっては、
選曲の背景はなかなか見えにくいものかもしれません。
だからこそ、「なぜこの曲なのか」「どんな視点で選んでいるのか」を、
少しでもお伝えできたらと思い、今回書かせていただきました。
数多くの舞台を見て、結果を分析し、
指導法を学び続けてきたからこそ感覚だけでなく、根拠を持って選曲ができるようになりました。
選曲は、単なる好みや偶然の産物ではありません。それは、生徒さんの強みを最大限に引き出し、
審査員の心を動かすための経験と研究の上にある、戦略です。
良い選曲は、最高のパフォーマンスへの第一歩。
私はその土台づくりに、かなり時間をかけています。
