やる気に頼らない力を育てる
〜ペースは落ちてもいい。でも、弾くことはやめない〜
こんにちは!下呂市ピアノ教室/きたはら音楽教室主宰の北原です。
「本番前はあんなにやる気で
練習していたのに最近、
やる気がなくなったようです💦」
コンクールや発表会の後に
そんなご相談をいただくことがよくあります。
それは講師になった20年以上前から
毎年ご相談いただく内容なので、
皆さんが1番悩まれることなのかも
しれません。
でも私は、やる気が揺れることを
特別な問題だとは思っていません。
本気で取り組んだ子ほど
エネルギーを使い切っています。
走り切った後は、気持ちがゆるむ。
それは、ごく自然な反応です。
一方で、何も変わらず
淡々と弾き続ける子もいます。
「テンションが下がらないから本気」で「下がるから弱い」のではありません。
本気度と感情の波は、必ずしも
一致しないのです。
揺れる子も、揺れない子も、どちらも一生懸命!
大切なのは「やる気」があるか
どうかではありません。
私が大切にしているのは
やる気に左右されない
土台があるかどうかです。
「やるから、やる気が出る」の法則
気分が乗っても弾く。
乗らなくても弾く。
嬉しくても弾く。
悔しくても弾く。
感情より先に「弾く」という行動をする。
⚠️多くの人は、こう思っています!
「やる気が出たら、やる。」
でも、実際は逆です。
「やるから、やる気が出る」
なぜなら、やる気は感情だからです。
感情はとても不安定。
今日あっても明日はないかもしれない。
朝はあっても夜には消えているかもしれない。
だから、私は声を大にして
伝えたい
そんなやる気の波に行動を預けていたら、継続は難しくなります!
一方で、「行動」は自分で決められます。
「とりあえず10分だけ弾こう」
「スケールだけやろう」
そう決めて、ピアノに向かってみる。
すると、どうなるでしょうか??
音が鳴る。指が動く。昨日より少し整う。
その小さな変化が、「あ、できるかも」
「もう少しやろうかな」
「明日はこの先をやってみよう!」
という気持ちを生みます。
▶︎これが、やる気の正体です。
🔥やる気は、行動の原因ではなく、行動の結果なのです!
(行動が先!意欲は後・・・脳科学の先生の研究も発表されていますので、この脳の仕組みを詳しく知りたい方はぜひ調べてみてください)
だからこそ、やる気がない日こそ
「1分でも毎日弾く」。
これが、自分を立て直す力になります。
ペースは落ちてもいい
本番後、練習時間が短くなっても
大丈夫です。
基礎練習だけの日があってもいい。
でも、「ゼロ」にはしない。
1日10分でもいい。一曲だけでもいい。
弾くことを、止めないでください。
たとえば、メジャーリーガーの
大谷翔平選手も、大きな試合の後こそ
基本を大切にすると言われています。
特別なモチベーションに頼るのではなく、淡々と続ける「習慣」こそが、本物の力を作ります。
生徒さんたちへ
やる気が出ない日があっても大丈夫。
でも、ピアノの前に座ることだけは
やめないでほしい。
私も毎日やる気満々で
ピアノを練習しているか?と聞かれたら決してそうではないからね。
疲れて気分が乗らない日もある。
嫌なことがあって、ピアノを弾く気が起きない時もあるけど、毎日弾く!
と決めてやる、ただそれだけ。
きっと、世の中の多くの人も
いつもやる気で向かえる時ばかりでないと思うよ。
上手に弾けなくてもいい。
気分が乗らなくてもいい。
それでも弾く。
その積み重ねが、あとで必ず
あなたを助けてくれます。
保護者の皆さまへ
お子様が以前より「やる気がない」
と感じその期間がいつもより長いなと感じたときは、
「もうやる気ないなら辞めなさい」と伝えたり
「この子やっぱりピアノ向いてないわ」と落ち込むより先に
「今日は何分弾く?」
と、静かに行動へ促してみてください。
そして、
「今日も弾けたね」
「続けていることがすごいよ」
と、結果ではなく継続を認めて
あげてください。
私が目指している教室
やる気がある時だけ頑張るのは、
実はそんなに難しくありません。
本当に価値があるのは、
「やる気がない時に、
どう自分と向き合うか」
です。
ピアノを弾く習慣は、
いつか必ずあなたを支える力になります。
自分の感情を上手に乗りこなし、
いつでも自分をいい状態に戻せる。
そんな「ピアノ力=生きる力」を、日々のレッスンを通じて、子どもたちに届けていきたいと考えています。
