電子ピアノでの練習の質を劇的に変える3つの魔法

 

前の記事では楽器の違いについて
お伝えしました。

「じゃあ、家ではどう練習すればいいの?」という疑問にお答えします。

電子ピアノという「便利な道具」を
最大限に「グランドピアノへの架け橋」にするための3つのポイントです。


① 「音の消えぎわ」を最後まで聴く

 

電子ピアノの音は
鍵盤を押せば
一定の減衰(音が消えること)をします。

しかし、グランドピアノは
鍵盤を離すスピードでも音の
消え方が変わります。

▶︎お家でのチェックポイント
  音が鳴った瞬間だけでなく、
音が消える瞬間まで
耳を澄ませているか?

フレーズの終わりで
雑に指を離していないか?
最後まで音を味わってと
声をかけてあげてください。

② 「ボリュームつまみ」の固定を疑う

 

電子ピアノの最大の落とし穴は、
ボリュームを小さくして
練習することです。

小さな音の設定で ffを
出そうとすると
指を叩きつける癖が
ついてしまいます。

▶︎お家でのルール
  可能であれば
グランドピアノに近い音量まで
上げて練習する時間を作ってください。

  大きな音が出るという感覚に
脳が慣れていないと
ホールで怖がって音を
鳴らせなくなります。
  (※夜に練習する際は、
ご近所迷惑にならないよう
音量注意してくださいね)

③空間をイメージする
イメージトレーニング

 

電子ピアノはスピーカーから
自分に向かって音が飛んできます。

しかし、コンクール会場ではバラとピアノイラスト
数メートル先の客席まで
音を届ける必要があります。

魔法の言葉がけ
ホールの1番後ろまで
音を飛ばすイメージで
弾いてごらんと
伝えてみてください。

意識が遠くに向くだけで
打鍵の深さと音の伸びが変わります。


最後に

保護者の皆さまへ

お家での練習は
ミスタッチをなくすことに
集中しがちです。

でもたまには
こう聞いてあげてください。

「今の音、キラキラしてた?
それとも、しっとりしてた?」

音色を言葉にする習慣がつくだけで、
お子さんの脳は電子ピアノの音を超えて理想の音を探し始めます。

家では、音楽のイメージを育てる。
教室では、そのイメージを形にする。

この2つが重なったとき、
本番のステージで音楽は
一気に輝きます。

電子ピアノは、
誰が弾いても整った音を出してくれる楽器です。

でもグランドピアノは違います。
弾く人によって、音が全く変わります。

だからこそ大切なのは、
お家での練習がただ弾くだけの作業
にならないこと。

どんな音にしたいかな。
どんな音楽にしたいかな

そんな想像をふくらませながら、
音を楽しむ時間にしていきましょう。

そのイメージを
レッスンでしっかり形にしていきます。

そして本番のステージで、子どもたちが自分の音楽を届けられるように。

それが、私のレッスンで大切にしていることです。

 

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