2025年ピアノ•サックス発表会を終えて

一人ひとりの成長が見えた発表会
先日、きたはら音楽教室ピアノ・サックス発表会を無事に終えることができました。
ご多用の中ご来場くださった保護者の皆さま、そして日頃より教室の活動にご理解とご協力をいただいていることに心より感謝申し上げます。
発表会に向けた日々は、子供たちにとって決して楽なものではなかったと思います。
思うように弾けず、悔しい気持ちになった日。
忙しさの中で、ピアノに向かうのが辛く感じた日もあったと思います。
それでも一人ひとりが、自分なりのペースで音楽と向き合い大舞台に立ってくれました。
私は、舞台の上で鳴った一音一音の奥に、
目に見えない努力や葛藤、そして積み重ねてきた時間を感じていました。
講師挨拶(当日)を載せます
本日はお忙しい中、ピアノサックス発表会にご来場いただき誠にありがとうございます。
また、日頃より教室の活動にご理解とご協力をいただいている保護者の皆さまに心より感謝申し上げます。
今日この舞台に立つまで、子どもたちはそれぞれのペースで、たくさんの時間をかけて練習してきました。
うまくいかない日もあったと思いますし、「難しい」「やりたくない」と感じた瞬間もあったと思います。
それでも今日、このステージに立つことを選び音楽を届けようとしていること自体が本当に立派な成長だと感じています。
ここで、生徒のみなさんに少しだけ話をします。
忙しい毎日の中で、ピアノと向き合い続けてきたこと、先生はちゃんと知っています。
ここまで積み重ねてきた時間や、自分なりに向き合ってきたことを大切にしながら、ステージを楽しんでね‼︎
緊張しても、不安があっても、最後まで弾こうとするその姿がもう十分に価値のある演奏です。
この発表会は、誰かと比べるための場ではありません。
ミスした、しなかったではなく、
「前よりも集中できるようになった」
「毎日自分なりに練習をコツコツ頑張れた」
「こだわりを持って練習できた」
そんな一人ひとりのここまでの歩みを感じていただけたら嬉しいです。
ピアノは簡単に上手になったり、結果が出る習い事ではありません。
テクニックだけでなく、表現する力、曲の中から作曲者の意図を読み取る力、考える力、感じる心、そして続ける力が、少しずつ育っていきます。
今日までの取り組みや本番の演奏の中にお子さまなりの成長や変化を、ぜひ見つけてあげてください。
どうか演奏が終わったあとには、
「よく頑張ったね」
「ここまで練習したね」
そんな言葉をかけてあげてください。
その一言が次への自信につながっていきます。
本日はどうぞ温かい拍手で小さなピアニスト達の演奏をごゆっくりお楽しみください。
トリを務めてくれた受験生の生徒さんへのインタビューから
発表会の最後に受験生の生徒さんに話を聞きました。
「ピアノを続けてきたことが、自分の自信になっています。
忙しい中でも続けてきたことで、集中できるようになりました。
勉強の合間の良い息抜きにもなっています。」
ハードな部活と両立しながら、限られた時間の中で勉強とピアノを両立しながら舞台に立った姿は、とても頼もしく感じました。
続けてきた経験は、受験だけでなく、これから先の人生でもきっと大きな支えになるはずです。
これからもピアノを続けてきたことを自分の力として活かし、活躍してくれることを願っています。
保護者の皆さまへ 〜講師として伝えたいこと〜
発表会を終えると、
「もう少し頑張れたのでは」
「他の子と比べるとどうだったのだろう」
そんな思いが浮かぶこともあるかもしれません。
それは、お子さまを大切に思うからこその気持ちだと思います。
ただ、日々子どもたちと向き合う中で私が強く感じているのは、
成長のスピードや形は、本当に一人ひとり違うということです。
結果が目に見えにくい時期も、
その子の中では確実に力が育っています。
忙しい中でもピアノを続け、舞台に立ったこと。
それ自体がすでに大きな一歩です。
どうか他と比べるのではなく、
少し前のお子様と比べてあげてください。
確実に成長されているのがおわかりになると思います。その歩みを認める言葉が、次への自信につながっていきます。
教室理念として
当教室では、一人ひとりの個性を大切にしながら、自信と表現力を育てることを大切にしています。
ピアノを通して身につく集中力、継続力、やり切る力は、音楽だけでなく、これからの人生の様々な場面で生きていく力になると信じています。
最後に 〜りお先生へ感謝を込めて〜
これまでの発表会は、毎年一人で準備から片付けまでバタバタと動いていました。
今回、りお先生が
「何でも言ってくださいね」
と声をかけてくださったこと、本当に心強く身に沁みました。
会場準備や片付けを当たり前のように手伝ってくださり、一人で抱えてきたものを分け合ってもらえたような気持ちでした。
安心して子どもたちと向き合えたのは、
側で支えてくださった存在があったからです。
りお先生、本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします。