才能という言葉で片付けない。弾けるまで量をこなす!

こんにちは♪
下呂市ピアノ教室/きたはら音楽教室主宰の北原です。

「どうすれば、もっと早く上達しますか?」
「譜読みを楽に早くするコツは、
ありませんか?」

そんな相談をいただくことがあります。

その問いに、私は敢えてこう答えます。

「コツは、あります」

でも、それは魔法をかける
近道ではありません。

 

誰もが耳を塞ぎたくなるような
極めてシンプルな真実です。

 

 

 

\四の五の言わず、とにかくやること/

 

上手くなる子は、間違いなく
誰よりも弾いています‼︎

 

できないという苦しい時間を
数と量で身体に染み込ませ
自らの力で突き抜けてきた子です。

 

突き放すように聞こえるかもしれませんが、これが揺るぎない真実なのです。

 

 

脳には繰り返したことしか刻まれません。

 

なぜ、これほどまでに量が重要なのか。そこには明確な理由があります。

人間の脳は、同じ動作を何度も繰り返すことで、その神経回路を高速道路のように太く、強く作り変えていく
性質があるからです。

 

最初は細いあぜ道のような神経回路が、反復という量によって補強され

 

 

やがて意識しなくても
指が動く高速道路へと進化する。

 

 

安易な考えで回数を減らすことは
この脳の工事を途中で
止めてしまうのと同じです。

 

タイパ(効率)が重視される時代ですが、神経系を物理的に作り変える
譜読みにおいて
ショートカットは存在しません。

 

 

昨日できなかった一小節を
今日指が勝手に動くようになるまで
叩き込む。その量の集積だけが
確かな技術の土台を作るのです。

 

誤解しないでほしいのは
譜読み期は決して才能の有無を試す
残酷な時間ではないということです。

 

それは本当の強さを育てるための、
尊い訓練の時間です。

 

もっと上手になりたいという
子供たちの真っ直ぐな願い。

 

 

それを一番に叶えてくれるのは
安易な効率の良い練習法ではなく
うまくいかない時間を
自分の力で越えていく経験です。

(ボーっと目標なく長時間無意味に
繰り返す練習しても
上手くなりませんので、
集中できるように練習を
工夫する必要はあります)

 

楽譜が読めない、指が回らない。

 

そんな暗闇の中にいるとき
「本当に弾けるようになるのかな?」と
立ち止まりそうになっても
また前を向いて一歩ずつ進む。

 

コツコツと続けた子だけが
音楽の本当の楽しさに出会えます。

 

そして私は信じています。

 

 

ピアノを通じて身につけた
その泥臭くあきらめない姿勢は
いつか必ずその子の
人生を支える武器になります。

 

将来大きな壁にぶつかったとき、
脳が覚えているはずです。

 

 

「あの時、あんなに練習して
壁を越えたんだ‼︎
今回も絶対に突き抜けられる」

 

その根拠のある自信こそが
子供たちが生きていく上での
本当の強さになります。

 


信じて、見守るということ

 

 

泣きながら楽譜を睨みつける横顔。
何度も間違えて
それでもまた指を置き
繰り返し弾いている姿。

 

親御さんができることは
代わりに弾いてあげることでも
魔法のような近道を与えることでも
ありません。

 

もう一回!!と鍵盤に向き合う
その努力のすべてが、

 

この子の脳を、心を、そして未来を
一歩ずつ作り変えているのだと
信じ切ること。

 

今日も小さな背中が静かな闘いを
続けています。

 

私はその歩みを信じて
そっと見守る存在でありたいと思います。

 

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